カイロプラクティックについて

カイロプラクティックとは

当院は、『カイロプラクティック』という手技療法を用いる治療院です。
カイロプラクティックという語源はギリシャ語のカイロ(cheir)=手、とプラティコス(praktcos)=技術、 の合成語で手技療法と訳され、骨盤の歪みをはじめとした骨格や筋肉のアンバランスを整え、人間本来が持つ「自己治癒能力」が正常に働くよう導く療法です。

自然治癒力ともいわれる自己治癒能力は、誰にでも備わっているものであり、正しく働くようになれば、多くの身体の不調が改善されていきます。

カイロプラクティックの大きな特徴

WHO認可の「科学的根拠」に基づいた療法

100年以上前にアメリカで創始された「カイロプラクティック」は、現在もアメリカを中心とした世界各国で、医療の一つとして認知されている療法です。日本では法制化されておらず民間療法の一つですが、WHO(世界保健機関)では安全性や有効性が認められています。
WHOによると、「カイロプラクティックは、筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職である」と定義されています。療法に用いられるメソッドには曖昧な基準はなく、西洋医学の科学的根拠に基づいているのが大きな特徴です。

治ろうとする力「神経系統」にアプローチ

カイロプラクティックは、痛みがある患部を消毒したり、切開して取り除いたり、薬で炎症を抑えるといった療法ではありません。手技によって骨格や筋肉を整えることで、人間本来が持つ自己治癒を回復させる療法です。自分自身の“治る力”によって、身体の痛みや不具合を改善していくのが目的となります。

自己治癒力を回復させるには、脳からの指令を身体の各部位に伝える「神経系(中枢神経・体性神経・自律神経)」の働きを回復させることが大切です。カイロプラクティックによって神経系統の働きが回復すると、脳からの「治せ」という信号がスムーズに身体の各部位に届くようになり、症状が改善したり、健康を維持することが容易になります。

他の民間療法との違いは?

手技によって身体にアプローチし、「自己治癒力」や「自然治癒力」を引き出す民間療法には、整体やマッサージなどの療法もあります。「どこに行ったらいいか分からない」という方のために、カイロプラクティックと他の民間療法の違いをご紹介します。

カイロプラクティックの特徴

  • 骨格や筋肉を整え、神経系統の働きを回復させることで、自己治癒力を高める。
  • アメリカ発祥の手技療法・WHO(世界保健機構)認可。
  • 西洋医学の科学的根拠に基づいた療法。

整体の特徴

  • 骨格や筋肉、筋膜の調整を行うことで、痛みなどの症状の緩和、改善を目指す。
  • 日本武術の柔術や骨法などの手技療法や、伝統中国医学などの東洋医学、西洋のカイロプラクティック、オステオパシーなどの流れを組んだ日本独自の技術。
  • 流派が多く複雑なので、それぞれの治療院によって療法が大きく異なる。

マッサージの特徴

  • 皮膚を揉む、摩る、押圧することで、静脈系血管循環やリンパ循環を改善する。
  • フランス発祥の手技療法。
  • アジアでも中国発祥のあん摩や、タイ式、台湾式など様々な療法がある。
  • あん摩、マッサージ指圧師などマッサージの一部は国家資格が必要。

手技による民間療法は、身体へのアプローチ法や発祥地、根拠となるもの、目指す目的などによって分別できます。
それぞれの特徴を参考にしながら、ご自分と相性の良い、信頼できる治療院に出会うことが大切です。

Q、どう選べばいいのか?

Q、どう選べばいいのか?

病院でいえば整形外科、他保険が利く整骨、鍼灸、その他療法でいえばマッサージ、整体、カイロプラクティック、自分の症状ではどこに行けばいいのか、悩むところです。
私はどの病院、療法もそれぞれに特徴や効果があると思いますので、否定はしません。
カイロプラクティックをやっているからそれが一番とも思っていません。
効果というものは個人差がありますし、患者様がご自分で症状によって使い分けができ、ご自分に合ったものを見つけて頂ければいいと思います。

まず、最初に整形外科に行かれる方が多いかと思います。それか整骨院。
整形外科は病院ですからレントゲンを使えますし、投薬ができます。

そのときの診断で多いのが、

  • 筋肉、骨には異常がありません。
  • 軽いヘルニアです。
  • 背骨が曲がっています。

例えば、背骨が曲がっているから痛みが起こっているとしてもお医者様はその曲がった背骨を治すことはできません。
そういう項目での勉強が学問としてないからです。
ではどうするかといえば痛み止めの注射をするか、痛み止めの薬を処方するか、湿布を処方するか、電気治療をするか、です。
これで痛みが取れればそれはそれでいいと思います。患者様はまずこの痛みをなんとかしたいと思って病院に来たわけですから目的は達成です。
しかも、骨の状態や筋肉の状態はレントゲンで異常が無いと確認できたのであれば患者様も安心されるところだと思います。
ただ、ここで注意していただきたいのは、痛みが無くなったからその歪みがとれたわけではないということです。
背骨が歪んでいることと痛みというものは必ずしも同じではないということになります。
痛みはとれたけど歪んでいる背骨をどうにかしたいと思えば、そうしてくれるところを見つければいいのです。
当院に来られる時点で、痛みが取れないからどうにかならないかと来られる方が圧倒的に多いのが実情ですが。

患者様からの聞き取り時に思うことは、
「果たしてそれが正確なレントゲン写真だったかどうか?本当にヘルニアなのか?」という疑問です。
レントゲンなどは撮るときの姿勢で歪んで写ることはよくあります。それに、腰などに痛みがあるのに身体を真っ直ぐな状態でいること自体が難しいのではないかと思います。
普通に考えても痛みから逃げる姿勢になっているはずです。
軽いヘルニア、これも微妙な診断です。
たとえ椎間板が少しでていたとしても骨がずれている為にそう見える可能性もあります。

少し、他の療法についても簡単に述べさせていただきます。
たとえば鍼灸。
経絡が乱れることによって身体の不都合が痛みとして現れている場合は、本当に一回で劇的な効果があります。
マッサージにしても筋肉に問題があった場合。正しく筋肉の状態を診断でき、どの筋肉が弱って、もしくはどの筋肉が強すぎて、そのバランスが悪くて痛みがおこっているということをみることができる所であれば、筋肉はどんなものかが分かった上での施術であると思いますので揉み返しなどの強い反応はなく効果として期待できます。

どの施術にしても正しく行われないと危険を伴いますし、効果も期待できませんが、正しい施術をしているところであれば少なくとも危険ということにはならないと思います。
究極のところ、診断が間違っているかどうかでなく自分に効果があったかどうか、であると思いますのでそういう意味でも患者様自身がどう考えて何を選ぶかということだと思います。
そのためどこに行くかを考える上で、施術者がどのような考えの元で実際に施術しているかということを知ることは重要な要素であると思います。

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